港町ポルポタ:ショッピングマリーナ

花人「シーサイドホテルにさぁ 最近でるらしいよ~ きみ、知ってるかい?」

選択肢:「幽霊」「泥棒」

「幽霊」

 花 人 「こわいよね~」

フラメシュ「幽霊なんかいないわよ!」(泡から出てくる)

 花 人 「フラメシュ!」

フラメシュ「幽霊なんか、 誰かのいたずらよ。」


フラメシュ「あたし、フラメシュ! 見ての通りマーメイドよ。 仲良くしてね!」

フラメシュ「幽霊なんか誰かのイタズラよ。 みんなしてびびっちゃって だらしないの!」



港町ポルポタ:ホテル内ロビー

モティ(白)「シーサイドホテルへようこそ。 

       当ホテルのセキュリチーは バッチシです。

       ボイド警部が、見回りに来てくれるんですよ。 ぜひ、当ホテルをごひいきに・・・」

(ホテルの奥の方に幽霊が出現し消える)

モティ(白)「・・・・・・・いま ・・・・・・・なんか ・・・・・・いた?」

モティ(白&黄)「ぎゃぁああああああ!!」

モティ(白)「もう耐えられんっ! あんた、幽霊に強いやつ誰か知らんか?」


選択肢:「自分が引き受ける」「ボイド警部をすすめる」


「自分が引き受ける」

モティ(白)「たのむよ。 お礼はするから!」

「ボイド警部をすすめる」

モティ(白)「あの人は幽霊なんか信じてないんだよ。 

        でも頼んでみるか!」

モティ(黄)「あんた、さっきぜんぜん動じてなかったな。 

        あんたも手伝ってくれよ。」

モティ(白)「おれからも頼むよ!」



Drowned Dreams
「波間に眠る追憶」


モティ(白)「たのんだよ。」


港町ポルポタ:入り江

トーマ「俺は帝国の衛兵、トーマだ。 十日前に沈没した、 帝国船の事を調べている。」

トーマ「ん? なにか用か?」

選択肢:「幽霊の事を聞く」「帝国船の事を聞く」

「幽霊の事を聞く」

トーマ「俺も幽霊は気になってる。」

「帝国船のことを聞く」

トーマ「皇帝の秘密の指令を受けて、

     この港町を目指していた。

     だが、十日ほど前沈没した。

     当日は海も空もおだやかだった 

     なにがあったのか、まったくわからん。」




港町ポルポタ:シーサイドホテル入口

ザル魚「なれなれしくしないでナノね。 ボクはねん、君らショミンとはねん、違うノねん!」

選択肢:「幽霊の事を聞く」「帝国船の事を聞く」

「幽霊の事を聞く」

ザル魚「ビンボー人は嫌いナノねん。 あっち行くノねん。 シッシッシッシッシッシッ!」(ホテルへ入って行く)



港町ポルポタ:ホテル内ロビー

モティ(黄)「これは、これはザル魚様。」

 ザル魚  「ルヴァーンシュちゃんいる?」

モティ(黄)「はい、おりますとも! 今日のおどりは、また一段と セクシ~でございますよ!」

 ザル魚  「じゃぁ、貸し切りなノねん❤ はい、50000ルク。」

モティ(黄)「まいど、ありがとうございます」

(ザル魚、ラウンジの方へ走り去る)

モティ(白)「いいのか? ルヴァーンシュは、あのイロボケ魚嫌ってるのに。」

モティ(黄)「仕方ないだろ? 幽霊さわぎでドカンと客が、 減っちまったんだ。

       あのナリキン魚から、 しぼりとれるだけ、しぼりとるぞ!」

モティ(白)「それもそーだな。」



港町ポルポタ:ホテル内ラウンジ

  ザル魚   「うふふ・・・ 今日は貸し切り・・・ この植木はボクのもの。

          うふふ・・・ この誰もいないカウンターも ボクのもの。

          うふふ・・・ このラウンジぜーんぶ ボクのもの。

          もちろん・・・・ ステージの君も ボクのもの❤」

ルヴァーンシュ「しつこいわね。この魚・・・・」

港町ポルポタ:ポルポタハーバー

(瑠璃を連れている)

ボイド警部「おや、チミかね。」

  瑠璃   「なにかあったのか?」

ボイド警部「ああ・・・・ い、いや、何もないぞ。

       いたって、へいわですぞっ。」

  瑠璃  「なんだか、怪しいな。 you、ちょっと様子みようぜ。」



ボイド警部「本官はボイド警部であるっ!! 何かあったのかね?」

選択肢:「ザル魚の事を聞く」「帝国船の事を聞く」「幽霊の事を聞く」

「ザル魚の事を聞く」

ボイド警部「うむ、友人からバク大な 遺産を受け継いだというが・・・・ あの若さであの態度はいかんな」


「帝国船の事を聞く」

ボイド警部「沈没したと聞いておる。 天気もよかったおいうから、故障ではないのかのぉ!」


「幽霊の事を聞く」

ボイド警部「シーサイドホテルに出るというヤツか? バカバカしい!」





ボイド警部「それにしてもチミしつこいね。

       そのねちっこさは、なかなか、 見上げたものだぞ! まだ、なにか聞きたいのかね?」

選択肢:「ボイド警部の事を聞く」

「ボイド警部の事を聞く」

ボイド警部「チミ、ワシを疑っとるね? そうじゃよ。ここに来たのは仕事でじゃ。

       宝石泥棒サンドラの予告状が出たのじゃよ。 『青い瞳』をいただくと。

       チミも青い目の人物を見たら、すぐに報告するように。」


(瑠璃を連れている)  

  瑠璃  「宝石泥棒だと! 

       じゃあ、この町に仲間が、 珠魅がいるかも知れない!」

ボイド警部「うむ・・・・。 

       チミ達も十分に、 ちゅーいしてくれたまえ。」


ボイド警部「青い瞳の人物は見つかったかね?」

選択肢:「人魚」「おどり子」「衛兵」

「人魚」

ボイド警部「あの元気いっぱいな、 フラメシュ嬢かね? 彼女は緑の瞳だよ。」


「おどり子」

ボイド警部「ルヴァーンシュ嬢かね? ホテルのダンサーの? 彼女は灰色っぽい瞳だよ。」


「衛兵」

ボイド警部「帝国の兵士トーマという男か? むむむ・・・・ 調べてみる。」(走り去る)



港町ポルポタ:水上レストラン「海の幸」

    トーマ    「俺は帝国軍兵士トーマ。 帝国船沈没の原因を調べてる。 なにか知らんか?」

海賊ペンギン(赤)「トーシローが 海をなめるから、 痛い目に合うのさ。」

海賊ペンギン(青)「そーそー!」

  トーマ     「・・・・そうかもな。」

海賊ペンギン(赤)「待てよ! ホントかどーかしらねえけどよ ザル魚ってヤツが、

            海で起きたことなら 何でも見えるって言ってたぜ!」

    トーマ    「ザル・・・・?」

海賊ペンギン(青)「ザル魚ならおおかた、 シーサイドホテルにいるぜ。 おどり子にお熱だからな。」

  トーマ     「ありがとう! 行ってみるよ。」(走り去る)



港町ポルポタ:シーサイドホテル入口

  トーマ 「ザル魚か・・・ふざけた名前だ。」

ボイド警部「君、・・・君っ。 待ちたまえ!」

ボイド警部「ワシはこういう者です。」

  トーマ 「ボイド警部・・・・?」

ボイド警部「有力な情報をつかみましてな? 沈没した帝国船と、 ホテルの幽霊にまつわる事です。」

 トーマ 「帝国船と・・・幽霊?」

ボイド警部「どうですか?協力しませんか?」

  トーマ 「そうだな。」

ボイド警部「ええ、じゃあよろしく。 ええっと? 何さんでしたっけか?」

  トーマ 「トーマです。」

ボイド警部「そうだった。 ではトーマさん、行きましょう」(二人ともホテルに入る)



港町ポルポタ:ホテル内ラウンジ

 トーマ 「俺は帝国軍兵士トーマだ。 帝国船沈没の原因を調べてる。 なにか知らんか?」

  ザル魚 「ボクは知らないのね。 なれなれしくしないでなノね。」

ボイド警部 「君、君! 大金持ちなんだってね。 すごいねえ。」

  トーマ  「・・・・・・・・・・」

 ザル魚  「ふふんっち。」

ボイド警部 「なんでも、ものすごい宝石を 相続したんでしょ? 見せてくれないかなあ?」

  ザル魚 「ど~しよっかな~?」

ボイド警部 「『青い瞳』っていうんでしょ? 海で起きた出来事を全て映し出す、不思議な宝石・・・・」

  トーマ 「その宝石、見せてくれ! ひょっとしたら、帝国船が沈没した原因が・・・」

  ザル魚 「やだ。」

ルヴァーンシュ「私も見たいわ、『青い瞳』。」

 ザル魚 「いいよ❤」 (『青い瞳』を取りだす)

ルヴァーンシュ「すご~~いっ❤」

(瑠璃を連れている)

 瑠璃 「珠魅の核!」(核が光る)



(『青い瞳』が光り回想)

帝国船:船尾上甲板

トーナ「今回の我々の使命は、 最強の火気兵器の 入手である。

     これから向かう港町ポルポタに 手がかりがある事が解った。

     陛下は、目的のためなら、 武力行使も止むなしと おおせになられた。

     君達のけん闘を祈る。」

兵士 「おおっ!」

トーナ「では、各自持ち場に・・・」

(見張りの兵士が走って来る)

兵士 「トーナ隊長、大変です!」

トーナ「どうした?」

兵士 「前方に海の魔女が現れました!」

トーナ「海の魔女が? まずい! みな心を強く持て! 歌に聞き入るな!」

(「海の魔女」が歌いながら飛び去る)




  トーマ   「そうか・・・・・・ 海の魔女にやられたのか・・・・」

ルヴァーンシュ「なんだかかわいそう・・・・」

(幽霊が現れる)

  ザル魚   「ぎょぎょっ!」

   幽霊   「我々の死の真相を・・・・ 青い瞳を・・・・・・・ 渡せっ!!」

   瑠璃   「帝国船の幽霊か!?」   

   幽霊   「青い瞳を・・・・・」

  ザル魚   「わかっち! わ、渡すノねんっ! たたらないでなノねん!」


(幽霊青い瞳をもって走り去る)


  ザル魚  「こわかったノねん! ユーレイって走るノねん!」


(ボイド警部ラウンジに入って来る)

ボイド警部「本官はボイド警部である。 

       チミの相続したバク大な遺産について質問があるのだが?」

 ザル魚  「もう遺産なんかないノねん!」

ボイド警部「は?『青い瞳』は?」

 トーマ  「見てなかったのか警部? れいの幽霊が持って行ったじゃないか!」

ボイド警部「はあ? 幽霊なぞ、おらんよ。

       寝ぼけとるのかねチミ?」

 トーマ  「え? さっき、ここにいましたよね?」

ボイド警部「ここに?ワシが?」

ボイド警部「やられた! 宝石泥棒サンドラじゃ! おそらく幽霊もヤツじゃ!」

 ザル魚 「そんな~~~~ぁぁぁ!」(泡を吹いて倒れる)




港町ポルポタ:ホテル内ロビー

モティ(黄)「やあ、なにはともかく、 幽霊事件を解決してくれて ありがとう!

        これ、約束のお礼ね。」(AF「海賊のカギ爪」を取得)



「波間に眠る追憶」 終わり

サボテン日記「ザル魚、ヘンすぎー」

ざるざかなくんは、けっこうへんで、

しかもいやなやつみたい。

もっともっとがんばらないと

にんげんになれないとおもう。

ぼくもちょっとがんばろう。





*関連台詞*

(イベントクリア後)

港町ポルポタ:ショッピングマリーナ

 花 人 「さっきね、あの衛兵さんが花買って、入り江の方に行ったよ。」

フラメシュ「あの入り江は、あたしのお気に入りの場所なのに。 なんかやな感じ!」


港町ポルポタ:入り江

トーマ「せめて安らかに・・・・・・・」(花を置く)

(空間を切ってトーナが現れる)

トーマ「また、お前か! サンドラとか言ったな!

     いい加減にしろっ!」

トーナ「・・・・トーマ兄サン・・・・」

トーマ「まさか・・・・トーナ?」

トーナ「皇帝陛下ノ命・・・・ 果タスマデ死ネナイ・・・・

     最強ノ火気兵器ヲ入手シロ」

トーマ「もういい、トーナ! 

     それは俺が引き継ぐから・・・・ お前は奈落へ行くんだ。」

トーナ「デキナイ・・・・ 皇帝陛下ハ不死ナリ・・・・ 

     死者ヲ操ル・・・・ オ人ナリ・・・・」

トーマ「帝国でも、お前みたいに 死者達が蘇っている。 

     教えてくれ。何が起きてる?」

トーナ「・・・・ボーン・・・・ドラゴン・・・・・」

トーマ「トーナ?」

(空間を切ってトーナ消え去る)

トーマ「トーナッ!!」



港町ポルポタ:ホテル内ラウンジ

トーマ「弟トーナが言ってたんだ。 海の音は記憶を静める・・・・

     いろんな思いを、忘れさせてくれるんだって・・・・

     もし、それが本当なら、 あの波間には、

     たくさんの思い出が 眠ってるんだろうな・・」




ザル魚「『青い瞳』はサフォーにもらったのねん。」